当社を御利用の皆様に、当社オペレイションのお知らせ

2001年11月1日

 拝啓
 日頃は当社に対し多大のご厚情を賜り、誠に有難うございます。ニューヨークのテロ事件以来、さまざまな形で皆様に置かれましても、大変な影響を受けられたのではないかと存じます。

 特に航空界につきましてはその影響を一層大きく受けてしまったのは、皆様ご承知の通りでございます。又その航空界の中にあっても、われわれ小型機業界も例外ではなく,今回のテロの影響を受ける事となりました。その為当社では皆様に対し、大変ご迷惑をお掛けする事を十分承知の上で、現在までフライトオペレイションを停止する決定をさせて戴きました。今回のテロ後、ただちにFAAにより2週間の飛行停止となり、その後もVFR(通常のわれわれの飛行はこれに属します)に付きましては引き続き運行の停止をされる事となりました。

 今現在では、通常の運航に付きましては問題なく飛行が可能となっておりますが、時折グアム空港上を戦闘機がローパスをしたり、グアム島周辺を管理するグアムセンターの交信には多くのミリタリーのものが含まれているのが現状です。

 ところで、これまで皆様からのご心配や励ましのお便りやお電話、そしてご予約のお問い合わせは、ゆうに200件を超えております。あらためてこの場を借りまして、皆様のお気持ちに感謝し、厚く御礼を申し上げる次第です。

 さて今後の当社のスケジュールにつきまして、概略をご説明させて頂きます。

  1. 現在、以前の航空保険が解約されております。これは、飛行停止になった時点で、いつ再開されるか全く予想がつかず、またその金額が月に100万円に近い高額である事から飛行停止の中、その金額負担は厳しく、やむを得ず解約をさせていただいたものです。 当社では現在既に航空保険の再契約に動いております。この航空保険が適用され次第、当社の業務を開始させていただく予定です。

     ただ航空保険の獲得に際しては、正直な所やや苦戦をしているのが現状です。依然契約をしていた米国本土の航空保険会社からは、航空保険業界のマーケットが一層悪化してしまったという理由により、断られてしまいました。10月後半には、全米中の保険会社にメールを打ち、打診を致しましたが全て断られたのが実状です。 現在、英国のロイズ、それから皆様ご存知のAOPAにも協力の打診を致しております。又、可能性が少ないとはいえ、日本の保険会社にもあたっておりますが、今までの所全て断られております。またハワイにいるFAAの職員の方々からも情報を得ようとあたっておりますが、今の所、回答を得るにいたっておりません。その他当社が考えるあらゆる手段を尽くしておりますので、今暫くのご猶予を賜りたいと存じます。

     このような状況から、保険の最終契約までを鑑み、とりあえず当社としては、本年12月1日を開始の目標に努力を致しております事を、この場を借りてご報告させて戴きます。只まだ確定では御座いませんので、追って確定いたしましたら、この場をお借りして御連絡をするとともに、会員の皆様には郵送にて御連絡を申し上げます。

  2. 再開に際し、運航機につきましては、現在4機ある飛行機の内N1209Vに付きましては、エンジンとプロペラの交換が必要なため、しばらくの間オペレイションを停止いたします。折をみて新しいエンジンとプロペラを購入し、それらを乗せ換えた上で、運行する予定です。

  3. インストラクターに付きましては、現在ディルクスさんがおりますが、この度マックスという、依然当社でCFIIとして働いていたものが帰ってまいりました。又皆様の中で ご存知の方もおられるかと思いますが、当社特別訓練生の梶川一人の労働ビザを現在申請中でございます。只梶川のビザが降り、皆様のお手伝いができる様になるのは、来年に至ってしまうかもしれません。

     インストラクターに付きましては、今までもたびたびに渡り、皆様に大変ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。今現在、この他にもいくつかの新システムが同時に動いております。これによりグアム、サイパンに日本人インストラクターのスタッフ充実を計るべく努力しているところです。詳細に付いては企業の業務上控えさせて戴きますが、ぜひご期待を賜りたいと存じます。

 最後に、皆様に対し、あらためて今回の業務停止に対しお詫びを申し上げますと共に、当社の運営にご心配を賜りました事に、厚く御礼申し上げます。尚、再開後は一層の発展に努め、より皆様の飛行のお手伝いが出来ますよう、努力する所存です。

敬具
MICRONESIAN AVIATION SYSTEMS,INC.
代 表     宮 治   稔